アラダ アーロー エコバーンプラス11
アラダ社は1966年、イギリス南西部デボンの農村部でジョージとローズの二人によって創業した。薪ストーブのラインナップはタイムレスクラシック、コンテンポラリー・リビング、ハンドワーキング・ヒーティング(本体内に水タンクを付けて温水を循環させる薪ストーブ)の3本の柱からなる。
中国などに部品製造を任せず、すべて自国製部品、自国での組み立てにこだわっているのがアラダ社の矜恃。精密度の高さなどは不明だが、これも大きなセールスポイントだ。 さて、今回試焚したエコバープラス・シリーズはコンテンポラリーにラインナップされている。同シリーズには5つのサイズがあり、それぞれ小さいものから4、5、7、9、11と番号が振られている。この数字は熱出力(kW)にちなんだものと考えられる。その中から今回は11という熱出力11kWの最大サイズを選んだ。モルソーの輸入元でもある新宮商行によると、まずはエコバーンプラス・シリーズの5サイズのうち大きい3モデルを日本では販売するとのことだ。たしかに最小の4は出力4kW、カロリー換算で3340kcal/hであり、まだ日本の住宅を暖めるには荷が重いかもしれないが、将来的には魅力的な製品になるに違いない。
インプレッションは薪ストーブライフNo.30でご覧ください。