コンツーラ C35L リンネ
コンツーラの35シリーズ中わが国で発売されているのは35Lリンネと35Tスモーランドの2モデル。スモーランドは大型で、筐体にソープストーンが奢られた蓄熱性の高いモデル。ただ、高さが1650mmもあるため、吹き抜けのあるような室内にしっくりくる。それに対してリンネは1100mmに抑えられていて一般的なオールラウンダーと言える。ここからもわかるように、「35」の後ろに付けられた“LやT”はロー(low)とトール(tall)を表している。高さの違いはあれど、燃焼室のサイズや能力、システムは共通である。
外観の特徴はピュアホワイトの筐体が何を置いても目にとまる。欧州で定番人気のこのカラーリングは、家具などにも使用されている。正面には鋳鉄製ドアの黒と白ボディーのモノトーンがシックである。これにオレンジの炎が差し色として加えられると、より薪ストーブも炎も目立つに違いない。
両サイドには縦に長いガラスがはめられていて、炎を楽しめる。この側面のガラスはよく見ると三重(燃焼室に付いたガラスがペア、筐体にはめられているガラスが分厚いシングルガラス)になっている。側面ガラスにはエアーウォッシュ・システムがないため煤が付きやすいのだが、ペアガラスにすることでそれを極力防ぐのが狙いだ。
インプレッションは薪ストーブライフNo.29でご覧ください。